この作品は10×10センチの小さい作品です。
フルイドアートというと画面の端まで絵の具を流すのが一般的なのですが、絵の具を画面の端まで流そうとすると、せっかく上手く行ってた部分が流れてしまうのが嫌だなと思っていました。絵の具が端に行くまでずっとキャンバスを傾けてないといけないのも違和感がありました。
じゃあキャンバスを傾けないでフルイドアートをやってみよう、と思い立ってたどり着いたのが今のスタイルです。絵の具を数滴だけ落として、表面張力とトーチで炙った時に出るセルの動きだけで広げる。そうすると今まで見てきたフルイドアートと違うものが出来上がりました。筆で描いた絵とは違う見たことがない模様でした。
それ以来なるべく人の手で思い通りにせずに、液体の動きを待つようにしています。人間が好きな絵を描くのではなく、水や油が作者ならどんな絵を描くのか?それはきっと新しい絵画に繋がるんじゃないかと考えています。
絵の具に絵を描いてもらう
2021.6.17
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櫻井 絵里
2021/06/29 17:37
ターナー管理者さん
コメントありがとうございます!フルイドアートはまだ新しい技法なので、いろんな実験をしてる方がいますよね。トーチで炙るのも奥が深いですよね。画面全体を炙るとちょっとしつこくなったりして…
U-35のポーリングメディウム大好きなので、フルイドアート向けの商品をぜひ強化してください〜!
TURNER
2021/06/25 12:14
フルイドアートは確かに画面の端まで流すのが多いですね。
色々な投稿を見ていると、画面にポーリングメディウム+絵具を混ぜたモノを流した後
風船で上から押さえたり、ドライヤーで流れを付けたりしている人も見かけました。
ちなみに、弊社でも最近トーチを購入して実験中です!
櫻井 絵里
2021/06/21 23:34
ターナー色彩スズキさん
コメントありがとうございます!
宇宙とか抽象的な空間は小さいサイズの方が表現できる気がして好きです。フルイドアートは偶然の色の幅も出せるのが面白いです☺️
ターナー色彩スズキ
2021/06/21 10:38
10cm四方の中に宇宙が広がってますね。
実際の大きさを感じながら見れるとより感動しそう。小さな中にもグラデーションや色の重なりが無限にありますね。