~使用画材~
アクリルガッシュ
U-35 アクリリックス
「Lemonna 〜Street Corner」
2024/01/09
455x38x20mm
Acrylic/Canvas
雪降る街角から突然現れたレモンの子。
レモン色の瞳と赤いマフラーに視線が奪われドキッとした。
〜KAZITUN SERIES〜
本シリーズは、人間と自然の関係性、そして内面と外面の在り方を問い直す試みである。
古来、果実は象徴的なモチーフとして扱われ、禁断、罪、犠牲、再生など、
人間の精神や歴史と結びつけて解釈されてきた。
しかし本作における果実は、それらの既存の意味をなぞるものではなく、地球からもたらされる恵み
——すなわち愛や繁栄、恩寵の象徴として捉えている。
果実は、大地・光・水、そして昆虫や動物といった多様な存在との関係の中で生成される。
それは単体で完結するものではなく、循環と共存の中で成立する存在である。
この構造は、人間の在り方とも重なり合っている。制作の起点となったのは、
果実を見つめる中で、その形態が人の頭部のように感じられた直感的な気づきである。
そこから、人の頭部を果実へと置き換える表現が生まれた。
本シリーズでは主に女性像と果実を組み合わせることで、生命性、官能性、
そして受容性といった要素を内包させている。
同時に、果実が持つ「外側と内側の差異」は、人間の外面と内面の関係を想起させる。
私たちは何を見て、何を本質として認識しているのか。
その認識はどこまで確かなのか。
カジツンシリーズは、自然と人間、表層と内面、個と環境のあいだにある見えない繋がりを可視化し、
それらとの「対話」を促すための表現である。
「Lemonna 〜Street Corner」
2026.8.9
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