わたし を わたし たらしめるもの
あなた を あなた たらしめるもの
朝を仰いで 夜を浴びる そのあわいに溶ける
浮遊しながら うつろいゆく 波打ち際
わたし を わたし たらしめるもの
あなた を あなた たらしめるもの
空を仰いで 海を浴びる そのあわいにふるう
生きていれば 生きてさえいれば だいじょうぶ
すれ違った あの日のため息は
弧を描いて いつか必ず呼応する
再び むすばれる わたし と あなた の再会に
いのり つらなり 星たちが 天竺の夜明けを謳う
いのり つらなり
2025.6.3
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