「羊の皮を被った絵画教室展Vol.3」に出品した作品です。
展覧会コンセプトは「最後の絵」です。
Reassemble シリーズ
【MICRO → macro】
後世に大きな影響を残したアーティストは27歳で死んでしまうことが多い。「27 CLUB」という言葉があります。ジミ・ヘンドリックス、バスキア、カート・コバーンなどがその一員です。もし僕が今年27歳で死んだならば、その時の最後の作品は何だろう?
死ぬ間際の人間は何をするのでしょうか?自分の墓をデザインする、遺書を書く、生きてきた記録を整理する。最後に死を持って人に自分という記憶の断片を残す。これを僕は最後の絵として表現したいと考えました。
僕は半年間、この展覧会のためにクロッキー帳に絵を描いてきました。今回の作品の着想の発端はそこからでした。それらを1つの作品と捉え、そこから絵を抜き出し切り貼りしました。自身の最後の絵をデザインし、日々の作品を整理、最後に絵を人にみせ、僕を人の記憶に残す。これが僕の最後の絵です。「MICRO」な記憶(クロッキー帳)を再構築することで「macro」な自分(キャンバス)を作品の中に閉じ込めました。
MICRO → macro
2024.11.18
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