HATTOSURU

TSUNAGARU

朱池亮人

2015年から台湾をベースに、タイ、シンガポール、インドネシア、中国、マレーシアなどアジアのアートフェアや国外を中心に活動する美術家。
2021年から絵画表現と並行して
映像チームの脚本・監督として映画制作を行い、
短編作品「まっかな嘘」では、ゆうばり国際映画祭2022[国際短編部門]、
TAMA映画祭[ある視点部門]にノミネート。
初の長編「イエローマーガリン」では、
アヴィニョン国際映画祭での最優秀長編映画賞をはじめ、ゆうばり国際映画祭2024[ゆうばりセレクション長編]に選出等、国内外で映画監督としての活動も評価されている。

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Feel
2024
455x380mm
キャンバスに顔料、アクリル絵の具、麻紐、金箔、
メディウム、U-35ジェッソ、U-35ペーパーペースト

「知らぬが仏」からインスピレーションを得て
2015年から制作しているシリーズ[feel]。
「知らぬが仏」は、事実を知らないことで心を乱されず、
仏のように穏やかに暮らせる事を意味します。

彼らは見ず、聞かず、言わずに「感じる事」のみで
コミュニケーションをとって生きています。

彼らは人間のアイコンです。
人間は特別な存在ではなく「猿」から始まり
「仏」へと向かうプロセスの存在であり、
そのアイデンティティーを「猿」と「仏」の
中間的なヴィジュアルで表現しています。

それぞれのパーツには意味が込められています。
頭にある金の円は仏の螺髪を象徴し、
目と鼻は「u+u=W」と「8(eight)」、
人生における避けられない重力「Weight」を表しています。

さらに、目鼻口の形は禅の思想に基づいて
「◯△□」で構成されており、
◯は真理、△は座禅、□は捕らわれた心を意味します。

この作品はZENの思想と三猿のコンセプトに基づき、
人間の存在意義や、情報過多社会での
穏やかで愛に溢れた生き方を問いかけています。


Web Page
https://www.akaikeryoto.com/feel

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