この作品は、本展のなかで唯一、
直前までタイトルも言葉も思い浮かびませんでした。
どこか別の世界から偶然、
紛れ込んでしまったかのような。
生まれるはずの予定のないものが生まれたかのような。
人生は予定調和にはいかない。
それこそ調和だと、しゃべりかけるような。
今までいろいろな絵が生まれてきましたが、
こんな感覚になるのは、今回がはじめてでした。
名前のない石たち。
どこからきたのかもわからないような。
この世界に突然紛れ込んだ、宙の石。
そこに"なにものでもない なにものにでもなりうる いのち"を感じ
「粉宙石」という言葉が世界に降ってきました。
粉宙石
2024.5.24
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