HATTOSURU

TSUNAGARU

夢司

好奇心旺盛のアラカン。
絵は観るのも描くのも好きですが、知識と技術はあまりありません。
ただ、独身の頃から買い集めた画材だけは多数有り。
最近は家族から「棺桶に入りきらんから使え」という勧めもあって、もっと絵を描くことにしました。
お目汚し御免。枯れ木の山の賑わいと思ってスルーしてください。

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「名もなき店」から徒歩数分。
小さな公園にひっそりと置いてある乗り物のような建物。

最初は町を走る路面電車でした。
そしてそのあとはルート66沿いにあったレストランの一部でした。
レストランの名前は「リビエラ」。
1927年。ルート66がガードナーで整備されたとき、ジム・ジロットという男がオープンしたレストランです。
禁酒法時代カポネ・ギャングたちの行きつけの店となり、地下にはスロットと酒が隠され、襲撃に備え鉄のドアが施されていたとか。

この路面電車は1932年にレストランの敷地内に置かれたもの。
その頃、同じ敷地内にガススタンドや動物園まであったそうで当時の盛況ぶりがうかがえます。
1973年。ボブ・クラフト夫妻がジムからこの店を買い取り、営業を継続。
数あるルート66の施設(ロードハウス)の中で初めてルート66殿堂入りを果たしました。

しかし、2008年ボブが引退。
閉鎖状態が続いていたレストランは2010年、不審火により全焼しました。
焼け残ったこの路面電車レストランはイリノイ州のルート66協会が修復。
この公園内に設置保存したそうです。
社内の壁にはイラストのコック(ボブ?)が微笑みかけており
記念碑にはボブ夫妻への感謝の言葉などが綴られております。

※ イラストの事。
今回は特にデッサンに力を入れて、ターナー様の透明水彩で描いてみました。
まだまだ細部が甘いですが、最初に比べるとかなり「マシ」になっている気が・・
今回でスケッチブック1冊終了。
2冊目が終わるころにはもう少し「マシ」になっている予定です^^

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夢司

2022/09/06 18:10

スズキ様。
有難うございます。
アメリカは歴史が浅い国なので、「歴史を残す」ことを大切にしているでしょうか。
調べていくとどんどんとルート66の奥深さを感じていきます。
老後は無理でも・・来世では絶対リアルルート66を完走したいです。

ターナー色彩スズキ

2022/09/05 17:12

マシだなんて。そんな。とても素敵な作品だと思います。
また描かれているものの歴史や背景を知るとより一層作品が魅力的に見えます。
なかなかアメリカに行く時間も余裕もないなか、夢司さんの疑似旅行とても楽しく見させてもらっています。

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