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TSUNAGARU

夢司

好奇心旺盛のアラカン。
絵は観るのも描くのも好きですが、知識と技術はあまりありません。
ただ、独身の頃から買い集めた画材だけは多数有り。
最近は家族から「棺桶に入りきらんから使え」という勧めもあって、もっと絵を描くことにしました。
お目汚し御免。枯れ木の山の賑わいと思ってスルーしてください。

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あなたを見つめています。

ポルカドット=ドライブインの向かい側。
道路を挟んだところに、彼らはいます。
鉄やナイロン、プラスチックなど廃材で作られた5匹の動物たち。

作者の名はジャック・バーカー。
ここより7マイルほど南にあるエセックスという町で暮らしていた男です。
25年間、その町でガソリンスタンドと車の整備工場を運営していました。
その後店を閉め、近くの原子力発電所で働いていましたが、60歳の時突然解雇。

しかし彼は、整備工場と道具、そして大量の車のバンパーを手放さずにいたのです。

彼はそれらを使い、また他の廃材を組み合わせて、作品を作り始めました。

『ある日見知らぬ人が車を止めて、
この作品を作った芸術家はどこだい?
と聞いてきたんだ。
私は思わずあたりを見回したよ。
私を芸術家なんて呼ぶ人はいなかったから』

整備工場跡地に立ち並ぶ多数の作品は、人々の間に広まり、ついにはルート66ファンの間で公式のオフロードツアーとして認知されるまでになったのです。

2012年。
彼が78歳の生涯を閉じると、その作品は競売にかけられたり、分解されたりました。

ブレイドウッドの企業が彼を偲び数点購入。
ルート66沿いのこの場所に展示したのです。

今日の作品。「ブレイドウッド動物園」。
この地を愛し愛された男のモニュメント。

・・などと小林薫さん時代の「美の巨人たち」ごっこをしてしまいたくなる場所です。^^;;

今回はペリカン社のケーキカラーを使用。
不透明水彩と透明水彩の真ん中ぐらいで結構好きな画材なんですが、滅多に使わない私・・^^;;

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夢司

2022/08/24 19:22

名もなき画家 様
有難うございます。ケーキカラーは中学の頃によく使っておりました。
不透明水彩に分類されるようですが、ケーキを水に溶かして使うので
薄く溶かすと水彩絵の具のように使えてるのが気に入っております。

気に入っていても、なかなか使わないのが私なんですが・・^^
本来飽きやすい性格なので、たまに画材を変えてないと長続きしそうにありません。
次回はまた新しいチャレンジをしようと・・そのためちょっと間が空くかもしれません。

夢司さん、こんばんは☺️✨

様々な画材で変化をつけて描かれている仮想旅が、とっても楽しいです♪
ケーキカラーの使用も未経験のため、様々な画材を使用し仮想旅を豊かに描かれている点が魅力的ですね👀✨
本当に勉強になります💡✨

ケーキカラーで描いた動物達がポップで可愛いです😉✨
廃材を生かした作品なのですね👀✨

個人的な感想ですが。。。
不透明水彩と透明水彩の真ん中くらいの着彩のが、廃材を生かしたアートを魅力的な表現につなげているなと感じました☺️✨

夢司

2022/08/21 22:52

kei 様
コメントありがとうございます。
この連載(?)のため、色々と調べていますが、本当にドラマが多いんです。
それを知る度にますますこの道が好きになる。
これがマザーロードたる所以かも知れません。

まだまだ語り尽くせぬルート66空想旅。
今しばらくお付き合い下さい。

kei

2022/08/21 09:36

 ピンクのゾウさんが素敵だなぁーと思ったら、そういう物語があったのですね!
素敵なお話を教えて頂いて有難うございます。

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