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TSUNAGARU

夢司

好奇心旺盛のアラカン。
絵は観るのも描くのも好きですが、知識と技術はあまりありません。
ただ、独身の頃から買い集めた画材だけは多数有り。
最近は家族から「棺桶に入りきらんから使え」という勧めもあって、もっと絵を描くことにしました。
お目汚し御免。枯れ木の山の賑わいと思ってスルーしてください。

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ジョリエットの町から、IL-53を走って15分。
ウィルミントンという町の入り口に彼は立っています。

身長およそ9メートル。
隣の家よりも高い、緑服の巨人。
彼の名は「ジェミニ・ジャイアント」(Gemini Giant)。
ロケットを両手で抱えている姿から「ロケットマン」の愛称で親しまれています。

彼の経歴はちょっと複雑。
60年代に、南カリフォルニアのファイバーグラス会社がガソリンスタンドの広告塔として作成。
モデルは「ポール・バニヤン」。
アメリカのトールテイル(ほら話)に出てくる巨人の木こりです。
とあるスマホゲームをやっている人なら、聞きなじみがあるかも。

木こりなので、最初は斧を持った髭面の巨人でした。。
(本来の姿と思われる像は映画『イージーライダー』のオープニングで一瞬映ります)

その後、この会社は同じ鋳型でパーツの異なるバージョンんも巨人を複数個制作。
中でも、自動車修理会社の為に作成された像が各地に置かれ有名になりました。
斧ではなく、車のマフラーを持っていたので、「マフラーマン」という愛称までできました。

しかし、スタンド会社も、修理会社もファイバーグラス会社も今はすでにありません・・
残された彼らは人の手に渡り、アレンジが加わり、今でも何体かの彼らは残されています。

そのうちの一人で、ルート66 to westで初めて出会うのがこのロケットマン。
何故、宇宙服なのか。

どうも当時アメリカで注目されていた宇宙開発計画「ジェミニ・プロジェクト」にちなんでいるらしい。
当時の彼のオーナーは隣接のドライブイン・デリ「ラウンチングパッド・イン」の経営者。
店の名前も、ロケットのラウンチングパッド(発射台)を意味していて、建物も発射台を模しているとか。

ただ、この店も2010年の秋に閉店。彼自体の存続も危ぶまれていました。

しかし、近年とあるカップルがこの店を買収。
可能な限りオリジナルを残し営業を再開したのだとか。

人に歴史あり、像に歴史あり。
巨人の後ろに立つ彼より大きな樹は、その歴史を見つめてきたのでしょう。
しかし、樹は黙して語らず。
ただ彼に会いに来るツーリストたちに、木陰の涼を提供してくれるだけです。

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夢司

2022/08/17 18:39

ターナー鈴木 様
そうなんです。このカップルにもドラマが・・
互いに配偶者を癌で失い、ルート66を旅していて、このドライブインと出会い、廃墟同然だったこの店を購入。店の再建のために大学でレストラン経営学も学び、店とともに新しい家族の再建を夢見ているとか。。。

この店は愛する人を失い、悲嘆に暮れている人を支援している団体の本部でもあるそうです。

ターナー色彩スズキ

2022/08/17 17:17

実際の写真も調べましたが想像以上にデカくて遠近感がバクりました笑
夢二さんのストーリーはいつも興味をそそられますね。
とあるカップルの存在も気になります。
こういったものが残っていくのもロマンチックです。

夢司さん、こんにちは☺️✨
コメントに返信を頂き、ありがとうございます😊✨

夢司さんご自身もになっている場所の1つなのですね💡✨
巨人さんと美しい景色が融合する点に着眼された点が素敵ですね👀✨
季節問わず美しい景観が楽しめる最高の観光地ですね☺️✨

夢司

2022/08/07 22:23

名も無き画家 様。
いつもコメントありがとうございます。
ロケットマンのエピソードを含め、個人的にかなり気になっている場所の1つです。
後ろの木の種類はわかりませんが、落葉樹。
秋には緑の服と紅葉のコントラストが楽しめますし、冬の枝だけの木から覗く青い空と緑の巨人。という取り合わせも素敵だと思います。

夢司さん、こんにちは☺️✨
仮想旅の作品を描き続けて下さって、ありがとうございます😊✨

透明水彩のような味わい深さのある仮想旅が描かれており最高です👀✨
ロケットマンの鮮やかな緑の宇宙服の着彩が美しいですね💚✨
煉瓦の風合いも素敵✨
背景の大きな樹と融合しており、この場所で思わず写真を撮りたくなりました😊✨
木陰から涼の提供を受けながら、アイスコーヒーが飲みたいです😉✨

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